かつログ

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【まとめ】超AI時代の生存戦略〜シンギュラリティに備える34のリスト〜

落合陽一さんの著書を読んだので簡単なまとめをしてみる。

超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト

超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト

 

プロローグ

スマートフォンの普及により、インターネット上に第二の言論・視聴覚空間を作り、社会を築いた。デジタル空間に人間が生まれた。

 

シンギュラリティにおける人間の役割とは?

「クリエイティブに生きる」という妄想

機械との親和性を高めコストとして排除されないようにうまく働くか、機械を使いこなした上で他の人間から職を奪うしかない。この構図は機械対人間ではなく、「人間」対「機械親和性の高い人間」との戦いにほかならない。

クリエイティブな仕事は、ディープラーニングなどの技術の登場によって代替することは一部では可能になりつつある。

AIで自動化できる仕事をその地位に就いている人間から奪い、そこでできた余剰の資本を人機一体によりさらにクリエイティブを加速させ、他のコンピュータ親和性の高い専門家に注入して、より大きな問題を解決していこうとしている。

 

「思考フレーム」の必要性

共同幻想を脱した時代には個人一人一人のビジョンが重要であり、「整理」や「フレーム」「パラダイム」という名の信じるもののプラットフォーム化が、前時代のビジョンという名のコンテンツと同様に重要になっていく。

 

第一章 超AI時代の「生き方」

これからは「ワーク”アズ”ライフ」

→差別化した人生価値を仕事と仕事以外の両方で生み出し続ける方法を見つけられたものが生き残る時代。

 

ブルーオーシャンを探すくせをつける

ブルーオーシャン=他人と違うことをやっていくこと。

自分しかやっていないとしても、それを正しいとして信じること。

だれかと競争するという思想ではない。

 

能力的に取り替え不可能な人類が存在しなくなったら、趣味ぐらいしか差がなくなる。

仕事になる趣味を「3つ」持て

→遊びが重要になる。遊びが「その人らしさ」を生み出す。

「自分らしさ」を持つために「他人の猿真似でもいいかやってみる」こと。

 

人が好きなことを続ける3つの報酬

・射幸心としての「ギャンブル的な報酬」

・収集欲としての「コレクション的な報酬」

・体感的な「心地よさの報酬」

 

第二章 超AI時代の「働き方」

マーケティング能力が重要に

定量的なものを一段階抽象化して考える必要がある。

「誰が欲しいのか」「なぜ、それが必要なのか」、そして「どういう文略がいるのか」を考え続ける必要がある。

 

・「中間工程」はコンピュータがやるようになる

効率的な進め方のポイント

・「ツールを使うこと」

・「中間の工程をあまり気にしないこと」

・「機械にできることを極力やらない」

・プレゼンべースで仕事を行う。(ex.プレゼンすることを先に考えてから、スカスカの資料から仕事を始める。

 

自分から発信することが重要になる。

知識にフックをつけておく。一度覚えて、一度忘れる。

情報収集における4つのカテゴリ

・自分の近くの情報

・自分が専門的に知っている情報

SNSから来る情報

・マスメディアから来る情報

第三章 超AI時代の「生活習慣」

・ストレスフルな状態=主体性を追い求めすぎる

ストレスをコントールする。

「ストレスが解消できる場所」、「ストレスが溜まる場所」をリストアップしておく。

 

・運動は必須事項

 

・2つのコンプレックスと対応方法

「強い憧れがあるけど、それが達成できない」←できることをやればいい

「他人から見て劣っている」←そこで戦わなければいい

エピローグ

デジタルネイチャー

物質(マテリアル)・実質(バーチャル)・人(ヒューマン)・機械(ボット)の区別が希薄になりつつある。

コンピュータの解像度と演算処理が上がると4つの境目がなくなっていく。

<音楽の例>

人×実質    ダウンロード音声

ボット×実質  ボーカロイド

人×物質    生歌

ボット×ボット 音声ロボット

 

テクノロジーの変化が私たちに求めようとしている4つの事実

1 身体はタンパク質コードによって記述された有機的機械である

2 心はやがて人口知能によって実証され解体され記述され得る関数である

3 五感を再構成することで個人やコミュニティによって違った現実を定義しうる

4 計算機発展以降、ヒトは世界を観察し解釈を与うる唯一知性ではない

 

<所感>

仕事柄、AIが話題に出ないことはない。

しかし、まだAIの可能性は未知数であるが、クリエイティブな領域は人間しかできないという意見については、著者と同じく反対の立場だったので腑に落ちた。

IT技術が世界の中で必要不可欠なものになってきているから、常にアンテナを張って行こうと思う。

 

以上