インプットとアウトプット
今日は、インプットとアウトプットについて考えてみようと思う。
インプットとアウトプットを簡単に図示すると下記のようになる。
個人は、外部からの情報を五感を使い、自分の中へ取り込んでいく。
そして、自分を媒介にして外部へ排出していく。
この構図は、他のところでもよく見かける構図である。
それは、特に一般企業の活動である。それを図示したのが、下記の図である。
企業の場合、インプットは、経営資源である「人、モノ、カネ」が当てはまるだろう。
これらの資源を元に、企業は営業活動を通じて、ユーザーに対して、製品あるいは、サービスをアウトプットとして提供している。
そして、企業の場合、その存在目的は、利益の追求である。したがって、企業がアウトプットした製品、サービス
に対する対価は、必ずアウトプットより大きくなくてはならない。
そして、企業はその対価として得た資金をまた資源である「人、モノ、カネ」に投資するのである。
これらの一連の流れをまとめると下記の図の通りである。
企業の場合、その目的が「利益の追求」である為、このサイクルを回し続けることが、企業としての使命といっていいだろう。
だが、はじめに戻って一個人の場合は、どうなのだろうか?
個人の目的が、何かを得ることであるとするのであれば、
インプットよりもアウトプットの総量を増やし、アウトプットの対価として『モノ』(例えば、賃金、地位、名声など)を手に入れるだろう。これにおいて、インプット<アウトプットにするためには、それぞれの表現力そして思考力が重要な要素といえるはずだ。
そして、アウトプットの対価として得た『モノ』からさらにインプットへ振り向けるには、計画力、実行力が求められる。
だが、そもそも個人として得たい『モノ』がない(欲求がない)場合は、人はどうするのだろうか??
これに関して、今『暇と退屈の倫理学』という本を読んでいるのだが、この本が今自分が考えていることの
ヒントを与えれてくれることを願う。
読了後に、もう一度この疑問に対する自分の結論を出してみるつもりだ。